バイク便についてぇ....お話しします......。
バイク便についてぇ.....お話しします.....。
みんな......「バイク便」って....知ってるかな?
「バイク便」というのはね......
.....たとえば.......!
荷物を直接届けてもらうと......
気持ちが良い、とか.......
あるいはぁ.......
自分で届けるのがメンド臭い.......
といったことを......
「バイク便」というんだ。
とゆーわけで2か月間バイク便バイトをやってみたあれこれを書いていくゾ(唐突)。
なぜこのタイミングで書くのかというとバイク便の繁忙期は2月~4月の間で、それに合わせて各社がそろそろ求人を出すのでなんか参考になるやろと思ったから。
そもそもバイク便とは?
まあその名の通りバイク専門の配送業者なのだが一般的な配送業者(郵便局、YMT、SGW)との違いは顧客から荷物を受け取ったら営業所等を通さず直接送り届けるという点。要は荷物だけ運ぶタクシーみたいに考えてもらえば良い。つまり配送時間は距離のみに依存し速達郵便以上の早さで、例えば23区内ならほぼ1~2時間以内とかで配達が可能である。
例として西日暮里から下北沢なら直線距離で14 kmくらいなので道が混んでなければ1時間と少しくらい。
なお料金もタクシーと同じく距離に応じて上がるが、だいたい1 kmあたり1000円前後~の業者が多い。配達一本にかかる人件費が一般的な配送業者の比ではないため必然的に料金は跳ね上がるが、早さこそがその対価となる。東京都内は業者の数が最も多く、後ろにクソデカBOXをつけたバイクを見たことがある人も多いだろう。
いうほど需要あるか?と思うだろうが実際その通りで人口の密集する都市部でないとほぼ成り立たない模様。特に暇な時期(6月~8月)は1日中待機とかも普通にあるらしい。ただし前述の通り繁忙期(主に年度末)はホモガキの手も借りたくなるほど忙しく、当職の場合学生のクソ暇な春休みを利用して2~4月の間の短期限定でフルタイム労働者と化したのである。
具体的に何やるん?
ん まあ普通の配送業者とだいたい同じだと思います(適当)。基本的にすべての配送を伝票で管理し、本部と端末でやり取りしつつ顧客の要望に合わせて臨機応変に動く。例)なる早で頼む、超急いでくれ、そんなに急がんでも良いよ(良心)、など。ほとんどの時間はバイク乗ってるだけなので免許さえ持ってればホモガキでもできる簡単な仕事なわけだ。
バイクはレンタル車両だったがスマホホルダーとUSBが完備されてたのでクソクソ方向音痴のわし(3)は脳死状態でナビに従うだけである。レンタル車両の条件(料金、保険等)は業者によって異なるので要チェックや。ちなみに当職の場合は20年落ちのクソボロ(暴言)のVTRだったゾ。インプレはこ↑こ↓ なお車両持ち込みもほとんどの業者はOK。ただし箱が乗せにくい形状だとキャリア類は必須。
1日の流れ
わし(53)の自宅は都心から離れた神奈川の県北なので毎日バイク転がして東京へ向かうのは面倒。そこでバイクは営業所の車庫に置いて電車で通っていた。バイクで直行する場合は営業所に出勤する必要はなくだいたい23区内の指定のエリアに入ったら本部に「準備おkゾ」と通知を送れば業務スタートとなる。ただし決まった期日(伝票出す日とか)には営業所に出向く必要がある。このへんはどこの業者でも似たような感じだろう。それからはもうめちゃくちゃに本部と顧客に伝票を出し合い、荷物を受けて届けてを繰り返す。1日の平均配達数はだいたい5~7件といったところで忙しい日は8~10件の時もある。それほど忙しくない日は昼下がりに暇な時間ができるのでその間は本部から待機指示を受けて事実上の休憩をとれる。昼時ならその辺の飯屋に入れるし夕方ならコンビニで酒とつまみおやつタイムも可能。夜になってだいたい仕事が片付くと本部から退勤していいゾと通知がきて業務終了。
配達の内訳とか
だいたい7割は23区内、オフィス街が中心で時々郊外(世田谷、板橋、練馬、江戸川)。他県は横浜、埼玉などが多かった。あとテレビ局の他、みんなが知ってるクソデカ企業の地下搬入口とか割と楽しかった(小学生)。でも広すぎて何度か迷子になった(小学生)。
荷物はほとんど書類、時々小物類。バイクに積んでいる箱は一般的なホムセン箱よりは大きくだいたい40 Lくらいは入りそうな気がしたが、やはり大荷物を運ぶことはあまり想定されていないので時々荷物が入らないトラブルもあった。突っ込めって言ってんの!!と無理やりねじ込むわけにもいかないからね。
配達は基本的に集荷先から荷物を受け取って直接届け先に届けるパターンが一番多いが、集荷先から複数の荷物を受け取って数か所に配るパターンや、届け先でさらに荷物を受け取って依頼主(最初の集荷先)に戻すなど特殊なパターンもあった。普通の配送業者と違ってこうした特殊なパターンにも対応できるのがバイク便の強みでもある。
雇用形態について
このへんは興味がある人だけ読んでくれたらいいゾ。
ここ最近某出前委託サービスで色々とトラブルが多発しているのを聞いたことがある人も多いかもしれない。アレの仕組みについては当職も詳しくは知らないが、どうやら配送員は雇用ではなく業務委託という形で雇われているようで、早い話配送員の粗相を会社は認知しない仕組みになっている。実はバイク便も似たようなもので、多くの配送員は業務委託で食っている個人事業主である。会社の看板を背負って会社から仕事をもらっているのに実態は個人事業主、これが業界の闇である。要するに保険とか車両の管理とかその他諸々は全部個人にブン投げで、何かトラブルがあった際に会社が逃げ道を確保する意味でそうなっている。
当職の場合はバイトで必要経費諸々は会社持ちだったし歩合制でなく時給制だったので安定して稼げたので特に不満はなかったが、バイク便で食っているOJSNは基本的に歩合制なので時期によって収入にかなり差が出るらしい。最もナビなんぞに頼らずノンストップで配達ができるベテランなら歩合制の方がはるかに稼げるという話だが、短期で働く学生にとっては安定して稼げる時給制の方がありがたい。というかそもそも入ったばかりのペーペーがいきなり歩合で稼げるわけがなく、当職の場合一日の配達件数と売り上げを歩合で換算して時給を上回った日は数えるほどだった。つまり会社にとってはペーペーのホモガキを時給制で雇うという事は、ある程度仕事ができるようになるまでは歩合のおじさん一人あたりの差額分の損失を食らうわけである。
ではなぜわざわざ損失の出る時給制で求人を出すのか、それは繁忙期がホモガキの手も借りたくなるほど人手が足らないからで、実際3月末~4月頭の時期は当職も休む暇がないほど忙しかった。会社としてはその短期間で埋め合わせさえできればOKらしい。なおバイトの学生が自分達より好待遇だと知れたら白い目で見られそうなので出来るだけOJSNたちとは会話しないようにしてやり過ごしました(人間のド屑)。
とまあ結構突っ込んだ話をしたかったので業者が特定されそうなことはできるだけ省いた。見る人が見ればわかるかもしれんがまあ平気でしょ(楽観)。
どれくらい稼げたの?
2か月間で35万くらいです(照れ)。学生のバイトとしてはそこそこですね(クソレビュー)。
時給は特定されそうなのでズバリは書かないけどだいたいコンビニのレジ打ちとかマックでキチスマ振り撒くよりは高いです。まあいつ事故にあってもおかしくない危険があるから多少はね? 平日の勤務時間は日によってまちまちで、9時間以上になることもあれば8時間未満で終わり!閉廷!の日もある。土日は普通に休みです。
辛かった事
雨。気温5度以下のガチ雨はもう気が狂う。
初めて降られた日はコンビニで1000円の防水グローブを買って応戦したが1時間で浸水し完全敗北しました(ブチギレ)。もう許さねえからなあ? ちなみにレイングローブなどは持っていなかったのでその後は全て冬用グローブの上に大きめのゴム手袋を重ねて浸水を防いだ(完全勝利)。コミネのハンカバとか自腹でつければ完璧。
あとは接客業やってる人なら誰でも覚えがあるだろうが時々言葉の通じないキチゲェ客にエンカウントする。やだ怖い.....やめてください!すいませんちょっと(義務教育終わらせてきてもらって)いいですか.....
タクシーに700回くらい殺されかけた。
都内を走る車の4割くらいがタクシーなので必然的に打率は上がるのだがそれにしてもほんとひで。交差点内での停車、急発進、急停車、急車線変更、謎タイミングのドア開閉はやめちくり~
緑虫駐禁監視員。
あいつら配達業者でもお構いなしに駐禁切ってくるぞ気をつけろ。わしも集荷に時間がかかった際、荷物受け取って戻った時にウジ虫がわしのバイク見つめながら時間計ってた時があったゾ。都内の道路のほとんどの区域は駐車禁止なので脇道に入って停めるのが理想だがそれだと時間が余計にかかる。また一方通行で進入禁止の箇所も多い。この辺は周りをよく見ながら臨機応変に対応すると良いだろう。周りにも駐車車両がたくさんいればバイクは目立たないしな。
仕事終わって風呂に入ると首筋から真っ黒な垢が出る。
都心の空気は野獣先輩の肌並みに汚いのでアレルギー等がある人は気を付けよう。当職の場合はフルフェ+ウィンドシャッターのおかげかわからないけど特に健康上の問題は無かったゾ。
花粉
奥多摩を火の海にしよう(名案)
装備品とか
コミネマンストロング(SK-677)とニーシン(SK-819)をインナーの下に着込んで安全対策。ニーシンは本来装備の上から装着するものだがワークマン防寒パンツは中が気持ちいいモコモコ!で満たされているので中に着込んだ方が動きが制限されなくて済むゾ。特に事故はしなかったけど安心感がイッパイイッパイ!なおこれらの装備で2日分の給料が飛んだ模様(無慈悲)。いや、普段のツーリングでも使えるから....(震え声)
上半身はインナー→コミネマンストロング→タイチインナージャケット→制服(一般的な冬ジャケットと同等くらいの防寒性能)
下半身はインナー→ニーシン→ワークマンの防寒パンツ、シューズもワークマンの安全靴(つま先樹脂入り)。ライディングシューズは持ってなかったのでワークマン安全靴を買って代用したが、これが大変優秀で2か月間何千回にも及ぶシフトチェンジを繰り返しても全く劣化が見られない。つま先に鉄芯や樹脂が入っているとシフトチェンジがやりづらくなる人もいるらしいが、当職の場合はむしろやりやすくなってシフトアップがカッチリして気持ちがいい。くるぶしもある程度保護できるのでしばらく代用できそう。
雨の日はジャケットの上にワークマンカッパ、長靴で応戦しヘルメットのシールドには撥水スプレーを塗るなどして対応。初雨の日は撥水スプレー無しで前が見えず死を覚悟しました(池沼)。仕方ないのでシールドを開けっぱにしたが顔中雨まみれでブルっちゃうよ.....(凍死)。雨を舐めてはいけない(戒め)。
総評
学生のバイトには良いんじゃないの(適当)。事故の可能性は拭えないから誰にでもおすすめというわけではないが少なくとも当職の場合はレジ打ちやってるよりかは楽しかった(小学生並みの感想)。ただし生業にはしたくないです(掌返し)。というのも前述の通り歩合でやっていくには相当な熟練が必要で、仮にそうだったとしてこれでどうやって食っていくんだ?と言う他無いからである(ボロクソ)。必要最低限のコミュ力さえあればノンケ偽装しつつあとは黙々とこなすだけで、バイクに乗るのが苦でなければそれなりにお勧め出来るゾ。あとは待機時間は割と暇なのでコンビニでおやつとコーヒー買ってイートインでくつろいだり本読んだりして暇を潰してたが、こうした空き時間も有効活用できる人なら割と向いているのではなかろうか。
良かった事と言えば運転技術がそれなりに上がったと思う。交通量は他の追随を許さぬトップだし必然的に運転スキルも身につく。また交通量は多いが都内のドライバーの運転マナーはかなり良いほうで、多くの人が交通法規、危険予測、譲り合い精神において高い水準にいる気がした。というのも都内を走るドライバーの多くは仕事で車に乗っているわけで、できる限り事故なんか起こしたくない故に安全思考なのだろう。ただしタクシーは除く(追い討ち)。単純な運転マナーで言ったら神奈川の田舎の方が余程酷い。サンデードライバーは一刻も早く燃やせ(宣戦布告)。
あと冬のガチ雨にボコボコにされたことで雨への耐性が付いた。おかげでツーリング中ににわか雨を食らっても特に焦らず対応できるし冬じゃなければ特に問題ない(嫌じゃないとは言ってない)。
あとはまあ....お世話になっといてアレだがこの業界はいずれ縮小していくと思う。昔はバイク便と言えば事故死一歩手前のガイジ走りで早さを競っていたようだが今は安全志向で昔ほどの早さが無くなった上に価格競争で儲けが少なくなり、電子化に次ぐ電子化で需要も激減して前述の通りライダー一人一人が食えなくなっている。それでも一部需要が残るので0にはならんと思うが20年後にはほとんどドローンに置き換わってるんじゃない(適当)? じゃけんやってみたい人は今のうちにやってみましょうね~
あといろんな企業の裏側に入るのが結構面白かった。というのも末端の配送員相手への対応で企業の特色が結構見えるなと思ったから。ボロ雑巾扱いしてきやがるウンコ企業(暴言) から受付の案内の人から受取人に至るまで超絶丁寧な対応してくださるGO IS GODな企業まで幅広く、学生の身としてはなかなか就活の参考になった(ゲス顔)。ちなみにクソ対応してきた企業は全部記録してあるゾ(ホモは執念深い)。
とゆーことでまとめると、最低限のコミュ力があってバイクに乗るのが好きな人なら一回くらいはやってみても良いんじゃない?それなりに肉体労働なのである程度体力は必要だけど健康なホモならだいたい大丈夫だと思う(大丈夫とは言ってない)。雇用条件とか保険については契約書を舐め回すようにチェックしておこう。だいたいのトラブルは契約書をよく読んでいないことによるものが多いので面倒でもしっかりと読み、不明なことは質問しよう。当職も採用の時に10個くらい質問したけど(ホモは欲張り)すべて明確に答えてもらえたのである程度会社に対して信頼感が得られた。
他は装備とかは自分で揃える必要があるしワークマンで揃えても1万は飛ぶのでその分の初期投資は考慮しよう。プロテクター類についても出来ればあった方が安心だと思う。安全装備はケチるな(byコミネ神)。気を付けることはそれくらいで、あとは実際にやってみて確かめてくれ(丸投げ)。会社によって細かい所の勝手は違うだろうし多少はね?
とゆーわけでバイク便のバイト紹介はこれにて終わり!閉廷! 興味のある人はまず求人を調べてみよう。なお都市部以外は知りません(無慈悲)。