真・スズキ王国

GSX-R750に乗るノンケライダー(大嘘)がバイクのあれこれを書くブログです。

四国ツーリングその後

四国ツーリング4日目

最初に書いた通りこの度の四国ツーリングは4日目でカタナくんの点火系が死亡、走行不能となり強制送還となった。

さすがの当職も完全にパニクっていたため写真はほとんど撮っていないが事の顛末をつらつら書いていく。

 

本州目指して東へ向かう道中、高速で少しアクセルを煽るとなぜかトルクがガタ落ち、明らかに1気筒落ちた感覚がした。エンストしない程度に回転数を維持しすぐ近くのSAへ退避、再始動を試みるも復活できず。

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タンク外して1〜4番全てのプラグを確認すると3,4番が被って濡れていた。ただのカブりならライターで炙って乾かせば戻るやろと思ったが、何度やっても4番が濡れて再始動できなかった。

 

結局数時間粘っても復活はできず諦めてレッカーを呼ぶ事に。こういう時のためにバイク屋のレッカー保険は距離無制限プランに入っているので金銭面については問題無し。

問題はどうやって自分が本州に帰るかである。

f:id:J_shima:20210509184823j:image走行不能になったのは鳴門にそこそこ近い地点。徳島駅までたどり着ければ公共交通機関でどうにかなるだろう。

なおこの日予約していた宿は名古屋。レッカーが到着した時点で時刻は17時過ぎ。到底たどり着けるとは思えなかった。(SAの無駄な青空整備で粘って時間を無駄にしなければ良かった)

 

とりあえず高速のSAに置き去りだけは勘弁だったので、レッカーサービスの受付の電話で高速降りるとこまで同乗させてくれる業者をお願いした。

レッカーが到着し引き上げ後、高速降りて一番近くのコンビニで当職は下ろしてもらい各種手続きを行った。

 

まず荷物について、バイクはレッカー業者から陸送業者に引き継ぎとなる都合上、載っけている荷物は全部外してねとの事。もちろんすべて自分で持って帰る事は出来んので、必要な物だけ持って残りはコンビニから宅急便で送ってしまおうというわけである。また多少の現金も引き出しておきたかったのでコンビニで下ろしてもらうのが最も都合が良かった。

また同乗している間にレッカー運転手のお兄さんに「今日中に本州に渡りたいんだけどどうすれば良い?」という旨を尋ねたところ、基本的には高速バスが最もメジャーであるとの事。

なのでまずは徳島駅に向かおうとコンビニでタクシーを手配。路線バスはどうかと調べたが本数が無い上に乗り間違えたら死にそうだったのでタクシーにした。またタクシーなら運転手さんが交通状況に詳しいだろうから色々聞けると考えた。結果的にこれが大当たりだった。30分ほど待ってタクシーが到着し出発、この時点で時刻は19時。正直もう諦めて名古屋の宿についてはキャンセル料を払う覚悟をしていたのだが、ここでタクシーの運転手さんにめちゃくちゃ助けられた。

当職が調べたルートではどうあがいてもその日のうちに辿り着けそうにはなかったのだが、運転手さんが高速バスの発着所、降りる停留所、兵庫に着いてから乗る在来線のルートに至るまで懇切丁寧に教えてくれて事なきを得た。またあろうことか駅に到着してからバスの発着所まで徒歩で案内してくれたおかげで発車1分前のバスに飛び乗る事ができた。

海を渡り兵庫に付いた後は教えてもらったルートで在来線、新幹線を乗り継ぎ無事に名古屋に辿り着く事ができたのである。なおホテルに付いたのは0時前、あらかじめ電話しておいたので問題なくチェックインできた。

 

翌日は在来線で神奈川県の自宅に帰宅。こうして当職の四国ツーリングはクソミソな結果に終わったのであった。

ま、何はともあれ自分が無事に帰れたのが一番である。それに四国の地域柄、旅人にめちゃくちゃ親切にしてくれるというのは間違いなく実感できた。あの時の運転手さんにはこの場を借りてお礼を言いたい。

 

カタナくんその後

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5月現在、色々あってカタナくんは名古屋県の新居に到着しており修理を進めているものの、未だ復活には至っていない。

高速で走行不能になった原因はプラグ被りによる点火不良。当職のセッティングミスと思われたのでまずはパイロットジェットを37.5→35.0に変更したがこれでも始動できず。その後も点火系について原因の切り分けを行った結果、おそらく原因はキャブレター。最低でも油面調整、最悪オーバーホールが必要になるかもしれない。となると5万は見ないといかんし、ちょうど同じタイミングで前後サスペンションもOH&交換が必要になってくる。他にも色々な出費が重なるのでこのままだと乗る時間より直す時間の方が多くなってくる事は明白である。

車検は7月、このまま乗り続けるかは少し決めかねているところがある。

言いたい事は色々あるけどとりあえずおバイクさせてください(切実)