真・スズキ王国

GSX-R750に乗るノンケライダー(大嘘)がバイクのあれこれを書くブログです。

キャブレターのセッティング変更 その1

本題に入る前にまずは細々とした改修から。事故の衝撃でスクリーンをヒットし、その際にスクリーンステーが片方曲がった影響から見ての通りスクリーンが歪んだ状態になってしまっている。

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f:id:J_shima:20210314193542j:image運転者から見て左側が歪み、塗装もハゲて悲しい状態になってるので何とかしよう。

とゆーわけでヤフオクで状態の良さげなステーをポチって交換してみた。

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工事完了です…

やはりカタナのデザインとしてここは最重要なのでやっておいて損はないな。

 

本題に入るがキャブレターのリセッティングにチャレンジしていくど。

前回エアクリを大口径の物に交換し混合気が薄くなった事を確認したので、今回はパイロットジェットを交換し混合気を濃くする方向に調整してみよう。なおネット上の文献によると、フルエキ+大口径エアクリーナーの組み合わせではメインジェット交換もほぼ必須の模様。ただし急に色々変えすぎて調子を崩したら困るので段階的に変えていく。

j-shima.hatenablog.jp

 

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ジェット類を交換するにはまずフロートチャンバーを外さねばならんが、ガソリンが入った状態で外したら悲惨な事になるのでまずはドレンに耐油ホースを繋ぎボルトを緩めてガソリンを容器に移す。

 

燃料を抜いたらフロートチャンバーを外してジェット類とご対面。

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メインジェットの交換は後回しだが念のため1番のみパイロットジェットと一緒に外して番手を確認してみる。

結果は

PJ:32.5

MJ:85

で両方とも純正の番手である事が判明。一説にはPJの純正番手は35.0であるという話もあるが、んまぁそう、よくわからないです(無知)。

 

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ちなみにうちのカタナくん、1番と4番のフロートチャンバーはヘックスボルトなのに内側の2番と3番は+ネジで留められているという謎仕様。これが後に悲劇に繋がるので乞うご期待。

 

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3番と4番も同様に外していく。

今更だけどカタナ400はキャブ下がスッカスカなのでキャブを外さなくても下から手を突っ込んでジェットの交換が出来るから非常に楽。

偉いぞスズキくん!

 

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ネジ舐めた(即落ち2コマ)

3番の+ネジがガチガチに固着しておりドライバーをいくらねじ込んでも外れない。最終的にはネジ穴をガン掘り死んでしまった(諸行無常)

 

だがこんな事でヘコたれる俺ではない。

こんな時どうするか、

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インパクトでネジ穴をぶっ壊しましょう(脳筋)

 

お絵かき図解f:id:J_shima:20210320121821j:image

ネジ穴にドリルを突っ込んでガン掘り、穴をえぐり取ってネジを分離させる(問答無用)

粘る事2時間、振動で右手が感度3000倍になったがなんとか貫通スレスレまで削る事ができた。

2箇所留めてあるうちの1つは固着はしておらず問題なく外せたので、削ったもう一方はフロートチャンバーと本体の隙間からマイナスドライバーを突っ込んでテコの原理で無理やり外しました(筋肉番付)

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粉砕された哀れな+ネジくん

 

さて、改めてジェットを交換しy

 

「博士、パイロットジェットが固着して外れません」

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なんで?(憤怒)

下から手を突っ込んでマイナスドライバーで回しても全く歯が立たず、キャブレターを外して再チャレンジしても不可。

1,2,4番は問題なく外れたのに3番だけやたらいろんな物が固着してるんですがそれは... 27年目の旧車をいじくり回す事がどういう事が思い知らされた。

気を取り直して、こんな時どうするか

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ネジ取りインパクトをハンマーでぶっ叩き込みましょう(筋肉番付)

 

本日2回目の筋肉解決法です。こいつは舐めたボルトやネジに対してハンマーで叩き込んで切り込みを入れ無理やり外す工具である。

覚悟しろよこのムシ野郎!

 

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とれた(無敵)

ハンマーで叩き込む事数回、刃先が見事に入り込みガン掘り完了です(天下無双)

 

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ようやくジェットの交換が済んだのでフロートチャンバーを付ける。ついでに2,3番の固定ボルトも六角に変更した。

 

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今回の段階ではMJは交換しないけどパーツ自体はPOSHからセッティング用セットが出ていたのでこれを2つ確保。4気筒なので本来は4セット必要だがそれだと財布が爆発してしまうので、例えば1番4番に#100、2番3番に#95といった具合で仮設定し最終的にバラで2つ追加する予定。

このように4気筒車では純正で2番3番の番手を1つ低く設定している場合もあるが(内側のシリンダーは外側に比べて温度が下がりにくい為)カタナ400に関しては全て同じ番手だった。

 

www.webike.net

 PJに関してはPOSHやキタコといったパーツメーカーの適合表にカタナ400が載っておらず、選定にメタクソ難儀した。最終的には現物を取り外してにらめっこし、webikeの写真を見ながら多分これやろ!と目星をつけて勘で注文したらドンピシャだった。

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注文したのは2つ上の番手の37.5。本当はセッティング用セットが良かったがそんな物は存在しなかったので仕方なくバラで買った。

 

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あとは元通り組んでようやく作業終了。

たかがジェット交換に何でこんな手間がかかるんですかね(当然の疑問)

それはそれとしてここからは様子を見つつスクリューの調整やメインジェットの交換も視野に入れ、入念なTRY & ERROR(ネイティブ)が繰り返される事が予想される。オラワクワクしてきたぞ!