シート加工(アンコ盛り)
カタナ400のシート高は755 mmと低く、身長173 cm の標準体型の当職だとはっきり言って窮屈。ステップの位置は決して高くはないが長距離のツーリングだと膝の曲がりがしんどいので、シートの高さを盛って好みのポジに近づけてみよう。
参考文献兄貴
まずは合皮を引っぺがすためタッカーの針をぶち抜いていく。マイナスドライバーを突うずる込んで浮かせたらペンチでぶっこ抜くだけの単純作業なんで、プリパラこと女児向け淫夢でも見ながら適当にやる。
汚ったねえ!糞だぁ…
そら(25年物のシートなんだから)そうよ。カビキラーでもぶち込んでやりたいところだがどうせ新しいスポンジ盛るし適当にアルコール消毒しとけばええか...
用意したスポンジは3種類。
黒いやつ・・・ポリエチレンフォーム(10 mm)
そこそこ硬い。一番下の土台にする
マダラ模様のやつ・・・ポリウレタンフォーム(20 mm)
そこそこ柔らかい。純正のスポンジと同じくらい。ポリエチレンの上に貼って形を作る。
黄色のやつ・・・やわらかポリウレタン
台所のスポンジみたいな感じ。最後に段差を埋める用。
接着剤はコニシのG17(50 ml)を買ってみた。速乾性なので扱いやすく量も十分。
黄色い方はサ-ッフォーム。大根おろしみたいにスポンジを削るのに使う。
まずはポリエチレンフォームをシートの形に切り出して接着する。
角を削って出来るだけ段差ができないようにする。
その上にウレタンフォームを重ねて接着する。
周囲にやわらかスポンジを盛って段差を消す。
ここらで一度車体に載せてみて足つきを確認する。純正より3 cmほどアップし、膝の曲がりが良い感じになった。
新しい合皮を張る前に浸水防止用のゴミ袋を被せておく。
タッカーは適当にホームセンターで買ったやつを使ったんだけど、パワーがクソ雑魚過ぎて全然針が入っていかずかなり苦戦した。突っ込めって言ってんの!!!
合皮は再利用しようかと思ったが、スポンジを盛った分面積が足りなくなったのでamazonで適当にポチった。あとで調べたら普通に車種専用品出してる業者があった(池沼)。
ここから先はひたすらシートの形状に合わせて合皮を引っ張り、クソ雑魚タッカーを打ち込んだり打ち損じたりを繰り返す。
へなちょこもやしボディの当職ではこの作業はかなり大変で、貧弱な筋肉で引っ張り何とかシワを消しつつも、肝心の針が刺さらなかったりと作業は難航した。
曲線部分は出来るだけシワが大きくならないように、小さなシワをたくさん作って馴染ませる。餃子の皮を包むイメージに近い。
形状が複雑な部分はドライヤーで温めたりしつつも、若干シワが残ってしまった。
しゃーないのでホムセンで買った適当な革バンドで縛って証拠隠滅!ついでに一切掴ませる気のないタンデムベルトも追加。や、シート全体が丸坊主なのも味気無いからね。
最後に余った皮(意味深)を切り取り、タンクとの接触面にスポンジシートを貼って完成。
工事完了です...
何とか見た目を損なわないレベルに留められたかな?角度によっては結構不自然に盛り上がってるような気もするけど少しくらいならバレへんか...
ちなみに簡単に書いたけど作業自体は2日くらいかかってるゾ(疲労困憊)
何はともあれ今までかなり気になっていた足つきが改善されたのでヨシ!
早速ツーリングに行きたいところだが実は他にも整備項目があるんでしばらくは盆栽が続く予定。ではまた来週!(更新するとは言ってない)