真・スズキ王国

GSX-R750に乗るノンケライダー(大嘘)がバイクのあれこれを書くブログです。

ドゥカティ スーパースポーツ950S試乗

この俺が外車だとォ!??乗るワケねぇだろ!!!

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や、実は候補の一つとして考えてたVFR800Fについて色々調べてるうちに「V4エンジンでこのデザイン買うなら本家ドゥカティもアリなのでは?」と悪魔の囁きが降りてきた。

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ちょうどドカの中ではツアラー嗜好の高い「スーパースポーツがモデルチェンジしカッコ良くなった事もあり乗ってみたい気持ちが強くなったので、ここらで一つ外車ってやつを経験してみよう。ほないくど〜

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岡崎の変態糞ドゥカティ

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調べてみると近所のドゥカティ岡崎に試乗車があるらしいので早速予約しやってきた(ホモはせっかち)。遊びに…来ました(舐めプ)

 

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君が、スーパースポーツ950S君だね?

 

スペック

  • 最高出力 110PS/9,000rpm
  • 最大トルク 93N・m/6,500rpm
  • 排気量 937cc
  • エンジン形式 テスタストレッタ11° 水冷L型2気筒
  • 車体重量(装備重量) 210kg
  • 全長・全高・全幅 2126mm × 1151mm × 743mm
  • 燃料タンク容量 16L
  • シート高 810mm
  • Fタイヤサイズ 120/70 ZR17
  • Rタイヤサイズ 180/55 ZR17

 

カタログ上は900ccで110馬力、どちらかといえばトルクでゆったり走る感じが伺える。パニガーレは恐ろしすぎておしっこちびりそうだけどこちらはまさしくツアラー風。しかし見た目はしっかりパニガーレに寄せてきておりカッコ良い。

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肩持ちスイングアームと2本出しマフラーがえっちだぁ…(ウットリ)

 

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当職は目当ての950S、一緒に来たデイトナ乗りのノンケはストリートファイターV4に乗ってみる。ところでストファイV4は中身ほとんどパニガーレV4と変わらない化け物マシンらしいけどそれは大丈夫なんですかね(純粋な疑問)。

 

気さくな店長さんの説明を受け出発。

 

ガバガバインプレ

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足付き・ポジション

トップブリッジ上にマウントされたセパハンで高さはR25あたりより少し低い感じ。174・60・80(股下)の当職で少し前傾になる。足付きに関しては両足のカカトが少し浮くが問題無し。ツアラーらしいゆるふわポジである。

 

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メーターもフル液晶になり視認性が向上した。

走行モードはurban・touring・sportの3種類。

最近のバイクらしくトラコンは勿論ウイリーコントロールも付いて安全性はそこそこですね(クソレビュー)。

 

 

POWER

速すぎるっピ!!!!!

発進から低速で進む分には非常に扱いやすく恐ろしさは微塵も無いが、スロットルを少し開けると400ccでは逆立ちしても捻り出せない加速で景色が後ろに吹っ飛んでいった。このエンジンは6,500回転で最大トルク93Nmを発生するパワーバンドの広い中回転型のエンジンで、体感的には4000も回せば400マルチのピークパワーなど軽く超えてくる。これが点と点の加速ってやつなのね!(調教完了)

回せば恐ろしく速いのにエンジン特性はフラットでパワーバンドが広く非常に扱いやすい。なるほどこれは至高のツアラーですわ(惜しみない賞賛)。

ところでこういうエンジンは下からもゴリゴリトルクで渋滞等の低速で進む区間は気を使うのでは?と思ったが、発進や低速域ではそれほどトルクは無く扱いやすい。クラッチ繋いだ瞬間にすっ飛んでいくような恐ろしさが無いので街乗りでもかなり楽に扱えた。

 

排熱

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熱すぎるっピ!!!!!!

なるほどこれが大型の排熱かぁ(白目)。フツーに走る分には問題ないが信号待ちでは両脚とち◯ぽこが焼かれるように熱い。股下に約450cc分のシリンダーがあるわけだから当然と言えば当然だがこれは真夏は死にますね間違いない(確信)。ちなみにこの日の気温は30℃未満だったのでまだ快適な方だったはず。冬は暖房でお尻が気持ちよさそう(小並)。

 

排気音・振動

食い込んで気持ちいい!!!!!

4発の微振動はどちらかと言うと不快な振動だが、ツインの鼓動感ある振動はやはり気持ちが良い。振動そのものは前に乗ったことがあるVTR250とは比べ物にならんレベルでデカい。しかし不快感は無く、1発1発の爆発が地面を蹴り上げる感覚がダイレクトにケツに伝わってくるのでとにかく気持ちが良い(独特な性癖)。

排気音はドカの中では静かな方らしく、ドカ特有のガチャガチャとしたメカノイズは思ったより少なかった。とはいえ国産車のお利口マフラーとは比べ物にならんレベルで重低音は太く音量もそこそこあり、社外マフラーはまずいらんと思う。

 

足回り

よくわかんないけど快適だった(語彙喪失)。オーリンズサスのクオリティーはさすがでありショック吸収性は今まで乗ったどのバイクよりも高かった。加速する際にしっとりとケツが沈む感覚があり、総合的には硬すぎずヤワすぎず丁度良いところに落ち着いていると思う。ツアラーとしてストリートに最適化され、快適性が重視された足に仕上がってると思った。

 

その他

アフターファイアがヤバい。スロットルを戻した際に後ろからバンバンバンと迫真の大咆哮がする。テンチョさんによると近年のバイクはユーロ5に適合させるために混合気をかなり薄めに設定しているらしく、これによりスロットルを戻した際にアフターファイアが出まくるらしい。なお実際に火は出てないので問題は無いと思う(多分)。ちなみにストファイV4に関しては全くアフターファイアは出てなかったのでそこはV2とV4の違いかもしれん。

ま、難聴になるほどやかましいわけでもないのでこれはこれで演出だと思えば楽しいかも。

 

総評

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今まで乗ったバイクの中で一番楽しくて気持ち良い(大絶賛)。最新の機械であるはずなのにどこか生き物のような感覚があり、日本車には無い独特のフィーリングで常に脳汁が迸る感じが気持ち良い。とにかくこれこそがドゥカティだという説得力をビンビンに感じ、それでいて恐ろしく乗りやすいところが非常に魅力的である。カッコ良い・楽しい・気持ち良いを全て備えた、当職にとってかなり理想に近い一台だと思った。

乗る前は「外車はちょっと…」「故障多いんかなァ」「荷物どうやって乗せるんやこれ」などいろいろ思う事があったが、一度乗ってしまうとそんな心配がクソ程どうでも良くなるような魅力がある。

やはりネックは価格で、新車は乗り出しで200万を軽く超えてしまうのでクソ貧乏社畜の当職ではまだ踏み切る事ができん。しばらく待って走行距離の少ない中古が150万あたりを下回ってきたら検討してみよう。旧型もデビューから3年経過した現在は最安で130万あたりまで値落ちしてきているので新型も値下がりは期待できるだろうし、その頃には貯金も貯まってるやろ(ガバ予想)。

 

 

デイトナ675試乗

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せっかくなのでノンケのデイトナにも乗せてもらいました(照れ)。

 

ポジ・足付き

今まで乗ったバイクの中で一番キツいっす(敗北感)

足付きは両脚つま先立ちに近くかなり気を使う。ハンドルは近く低く今まで乗ったバイクの中で一番土下座姿勢だった。

 

POWER

下は眠い。上はクッソ速い。

アイドリング発進はまず無理やろと感じる程度に下はトルクが細い。少なくとも3000rpmは維持しておかないとまともに走らない気がする。この辺のパワー感は400マルチと大差無かった。

しかし少し回していくと二次曲線的にパワーが増してくる、SSらしい超高回転型のエンジンである事はビンビンに感じ取れる。2速で8000も回せば法定速度は軽く超えてしまうので限界は測れなかったが、このままレッドゾーンの15,000rpm付近までいけばおやつ感覚で死を味わえると思った。やはり回せば回すほど牙を剥く高回転型は乗ってて楽しく、普段は扱いやすいところを使ってゆったり流すこともできるので排気量的にもちょうど良いと思った。また3気筒のフィーリング自体はどちらかというと4発に近かった。

 

ハンドリング

ホイールベースが短い分かなりクイックな操作性、SSらしくケツで曲げていく感じだった。

詳しくはお山とか行かないと分からん。

 

排熱

熱いんじゃい!

大型って奴はなんでこうも熱いのか。信号待ちで右脚を下ろすとフレーム付近からくる熱波で火傷しそう。400てすげー快適だったんやなと思い知らされる。

 

排気音

うるせぇ!!!

エンジンかけた瞬間から車検通らんわこれと確信できる迫真の音量がライダーを襲う!純正はかなり静からしいが社外マフラーをひとたび突うずる込むと鼓膜破壊マシンへと早変わりである。巡航回転数3,000〜4,000付近でも普通にやかましく難聴になりそう。

 

総評

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思ったよか乗りやすかった(小学生)

正直ミドルSSの中で一番やべーやつだと思っていたが乗ってみると案外優しい。真夏の排熱以外は何とかなりそう。

デイトナがここまで優しいなら現行R750や6Rはもっと乗りやすいだろうしミドルSSも選択肢としてありだなと思った。

 

 

つーわけで今回の試乗編は終わり。

次回、滋賀にお引越しの巻!

絶対見てくれよな!

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