真・スズキ王国

GSX-R750に乗るノンケライダー(大嘘)がバイクのあれこれを書くブログです。

ガバガバ整備入門 第1章 空気圧編

自分で出来ると便利なメンテナンスについて解説していくゾ。なお当職は整備士でもバイク屋でもないただの一般ライダーなので過度な期待はせず参考程度に留めてくれよな(お約束)。

 

この記事は全部で3部構成で、

1章 空気圧編

2章 チェーンメンテ編

3章 オイル交換編

の順で解説していく予定。

なぜこの3つをピックアップするかというとこれらの整備(というか日常点検)はそれなりに高い頻度で行う必要があり、個人的に一々バイク屋に投げるより自分でやった方が早くね?という結論に至ったからである。ほないくど〜

 

はじめに

空気圧をはじめとしたタイヤの点検は個人的には1,2を争うほど重要で、下手しなくても命に関わるので定期的にチェックしよう。

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頻度

2週間に1回くらい

必要なもの

  1. 空気圧計
  2. 空気入れ

 

どちらもバイク(米式バルブ)に対応した物を用意しよう。

当職の空気圧計は2りんかんで買った800円くらいの安いやつ。もう少し出せばホース付きの扱いやすいのもあるゾ。

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正直ママチャリなら何も考えずとりあえずパンパンにすれば良いので(横着)空気圧など気にしないのだが、バイクの場合そうもいかないので空気圧管理は必須である。 

 

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空気入れは普通の自転車用の物に米式バルブを付けるか、もしくは2りんかんやナップスでバイク専用の物(1,000~3,000円くらい)を買えば良い。少なくとも日常点検で微調整する程度ならコンプレッサーなど不要で、手動式で十分である。

 

あると便利なもの

ローラースタンド

 

車庫が狭かったり車体を動かすスペースがない場合はあった方が良い。バイクを停めた際にリアタイヤのエアバルブがスイングアームの内側にあると空気圧計や空気入れが挿せないからね。要するにリアタイヤが自由に動かせれば良いので、センタースタンド装備してれば不要だしメンテナンススタンドでもokゾ。

 

 

では実際にやってみよう。

基本的にどんな車種も指定空気圧はスイングアームらへんに書いてあるので確認しよう。

カタナ400の場合指定空気圧は

前 2.00Pa

後 2.25Pa

となっているので基本的にはこれを基準に設定する。タイヤ側の指定に合わせると銘柄によっては前2.2後2.8とかになるになるが、カタナの場合そんなに上げると車体が跳ねまくり運転者のおケツが壊れるので、基本的には車体側の指定に合わせるのがbetter(ネイティブ)だと思う。

 

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空気圧を測るにはエアバルブの蓋を外し空気圧計をブスリ♂と押し込む。このとき角度が少しでもズレていると空気がプシュ-と抜けていくので注意。

 

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足りていなければ空気を入れる。

指定は2.25だけど、経験上もう少し上げた方が良いので大体2.40あたりまで持っていく。

 

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空気を入れる時も同じで、空気入れのお口を突っ込んでロックしたら普通に自転車と同じ要領で入れる。ただしフロントタイヤはリアに比べ封入体積が小さいので、調子に乗って入れすぎるとすぐパンパンになるので注意。

 

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再度空気圧を測り、規定値に達していなければさらに空気を入れ、オーバーしていたら空気圧計を少しズラして押さえ込み少しずつ空気を抜けばOK。

 

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最後に蓋を閉め忘れると悲惨なことになるので気を付けよう。

 

ちなみに道具を買うのが面倒なケチンポ兄貴は近くのガソリンスタンドで見てもらうか機材を借りると良い。ただし個人的にはスタンドにあるような大型のコンプレッサーは微調整が難しいのであまり好きではない。そもそもスタンドによっては米式バルブを備えてないところもあるかもしれないので確実ではないし、給油のついでにやるには少々面倒臭いのである。そもそもスタンド店員にいちいち話しかけたくないというのもある(コミュ障あるある) 。

そんなわけで当職は自宅の庭でじっくりと調整する方が性に合っていると思いました(小並感)。

 

空気圧は少しの違いでも走りに大きく差が出るので規定値以外にもいろいろ試してみると良いゾ。カタナの場合、新品から7,000kmほど走りタイヤが台形摩耗した影響で一次旋回が重くなったので、試しにリアを2.25から2.40まで上げてみたら驚くほど旋回が軽くなり、グリップにもほとんど悪影響が出なかったのである。ならばと調子に乗って前を2.20、後ろを2.60まで上げてみると今度は車体が跳ねまくりギャップを拾う度にケツが爆散しそうになったのでもうやりません(自業自得)。結局同じタイヤで9,000kmほど走った現在では、前2.10 後2.45くらいに落ち着いている。わずか0.10程度の違いでさえKUSOZAKOライダーのガバ感性でもはっきりわかるほどフィーリングに差が出るので、空気圧をあれこれ弄って自分の好みの状態に持ってくのもなかなか面白いなと思った(小学生並の感想)。

 

タイヤの点検

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タイヤの状態も時々チェックしよう。

サーキット等でガチ走りしない限りタイヤは急には減らないのでそこまで血眼になってチェックする必要はないのだけど、基本的にタイヤ交換の時期は

  1. スリップサインに達した時
  2. サイドウォールにひび割れが出た時
  3. 交換から3年以上経過した時

のうち一つでも当てはまれば交換である。

ただしコンパウンドの劣化は保管状態に大きく左右されるので2と3は一概には言えないけども、例えばカバーも無しの青空駐車なら紫外線でやられるため劣化は早く、逆にガレージorカバー保管で直射日光を避けていれば劣化は遅くなるはず。

当職のように常に次のタイヤどうしようか考えているようなタイヤフェチならともかく、あまり興味のない人はタイヤの劣化を見落としがちなのではと思う。

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特に中古車の場合は前オーナーが最後に交換したのがいつかわからないので、タイヤに刻印されているシリアルナンバーから生産時期を割り出すなどして判断すれば良い。

 

2に関しては人によって判断の仕方に違いがあると思うが、タイヤの特性によっては1年程度でも溝の中にひび割れが出たりするので(ダンロップのGT-601はそーゆー性質らしい)単にひび割れが出た、ではなくどこに出たかに注意しよう。少なくともサイドウォールに出ていれば既に剛性はガタ落ちと思われるので交換推奨である。

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タイヤの選び方とかは長くなるのでまた別の記事にするかもしれない(するとは言ってない)。

 

とゆーわけで空気圧編は終わり。次回はチェーン周りについて書いてくど。